AIに決まっていないことを決定事項として書かせない

議事録で最も事故る「格上げ」を止める1行

こんなときに困ります

AIに議事録を作らせたら、決まっていないことが決定事項として書かれていた。会議中の「じゃあそれで進めましょうか」のような発言まで決定に格上げされ、そのまま配布すると認識のズレが生まれます。

プロンプトに足す1行

今お使いのプロンプトの末尾に、これを足してください。

決定事項と検討中の事項を分けて出してください。 ・担当者と期限が発言されていないものは「要確認」に入れる ・「〜しましょうか」「〜でいいですかね」のような合意が確認できない発言は決定に含めない ・メモに無い担当者・期限を推測で補完しない

なぜこの書き方なのか

AIが決定事項を捏造するのは、受け皿が1つしかないからです。「決まったことをまとめて」とだけ指示すると、判断に迷った発言が全部そこに入ります。受け皿を「決定/検討中/要確認」の3つに増やすと、迷ったものの逃げ場ができて格上げが止まります。議事録に限らず、AIに分類させるときに共通して効きます。

足す前と足した後

足す前

【決定事項】 ・新プランの料金を月額1,480円とする ・12月から広告出稿を開始する ・LPの制作を外部に依頼する

足した後

【決定事項】 ・新プランの料金を月額1,480円とする 【検討中】 ・12月からの広告出稿(予算上限が未決。営業部の試算待ち) 【要確認】 ・LPの制作依頼(「外注でいいですかね」との発言はあるが、合意の確認と担当者の指名がない)

うまくいかないとき

  • 「要確認」に入った項目は、会議直後に参加者へ確認してください。翌日以降になると誰も覚えていません。
  • この考え方は議事録以外にも効きます。AIに分類させるときは、必ず「迷ったとき用の受け皿」を1つ用意してください。
  • 文字起こしを渡す場合、発言者ラベルがあると精度が上がります。誰の発言かで合意の重みが変わるためです。

この調整が効くプロンプト

あわせて使う調整

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