検索ボリュームを1円もかけずに測る(基準語を1つ決めるだけ)
トレンドの数値は、そのままでは別々のグラフどうしを比較できません。基準語を1つ固定するだけで比較可能になります。
出た数値
- かかった費用
- 0円
- 集まった検索語
- 2,067語
- 基準語(算命学)を100としたClaude Codeの需要
- 532
- 同じ基準でのCursor / GitHub Copilot
- 195 / 136
- 「教えてほしい」系の語
- 2,067語中9語
有料APIを使わないと決めた
検索ボリュームの実数は有料のAPIで取れますが、収益が出ていない段階で固定費を増やしたくありませんでした。そこで「収益が月2,000円に届くまでは使わない」と決めて、無料の手段だけで回すことにしました。
無料で使えるのは2つです。Googleトレンドと、検索窓のサジェストです。この2つは役割が違うので、混同すると誤った判断をします。
トレンドは**テーマの大小と勢い**が分かります。サジェストは**実際に打ち込まれている言い回し**が分かります。そしてトレンドには下限があり、検索数の少ない語は全期間ゼロで返ります。**つまりトレンドでロングテールを選別してはいけません。** ゼロと出ても需要が無いのではなく、測れていないだけです。ここを取り違えると、実際には検索されている語を捨てることになります。
トレンドの数値がそのままでは使えない理由
Googleトレンドの縦軸は絶対値ではありません。**そのグラフの中の最大値が100になるように調整された相対値**です。
これが何を意味するかというと、別々に検索した2つのグラフを見比べても意味がない、ということです。グラフAの50とグラフBの50は、まったく違う量を指しています。1回のリクエストで比較できるのは5語までなので、10語を調べたい時点でこの問題にぶつかります。
多くの人がここで「なんとなく」の判断に流れます。私も最初はそうでした。
基準語を1つ決めて、全部に混ぜる
解決策は単純です。**すべてのリクエストに、同じ基準語を1つ必ず入れます。**
そのうえで、各キーワードの値を基準語の値で割ります。すると「基準語を100としたときにいくつか」という指数になり、**別々のリクエストで取った結果どうしを比較できます。** 5語ずつしか調べられないという制約は残りますが、基準語で1枠使って残り4語ずつ回せば、何語でも順位づけできます。
基準語の選び方にコツがあります。**自分が体感を持っている語にしてください。** 私は「算命学」を選びました。理由は、どのくらいの規模かを自分が知っていて、出た数値を解釈できるからです。知らない語を基準にすると、指数が出ても「で、それは大きいのか」が分かりません。
基準語が大きすぎると全部が小さく出て差が潰れ、小さすぎると誤差が拡大します。ニッチだが誰も知らないほどではない語がちょうどいいです。
実際に取れた数値
算命学を100として、日本・過去12か月で測った結果です。
Claude Codeが532でした。**算命学の5.3倍**です。同じ基準でCursorが195、GitHub Copilotが136なので、**日本ではClaude Codeがこの2つより検索されている**ことになります。Cursorの2.7倍、GitHub Copilotの3.9倍です。
勢い(直近3か月の平均を全期間の平均で割った値)も出しました。Claude Codeは1.14でまだ伸びています。落ちているのはGemini CLI(0.60)とNotebookLM(0.86)でした。
面白かったのがカタカナ表記です。「クロードコード」は指数48と小さいのですが、**勢いが1.78で突出**していました。英語表記で打たない層が増えているということで、想定する読者像に関わる情報です。
サジェストで分かったこと(こちらが本命だった)
18個のシード語に五十音と英字を足して総ざらいし、**2,067語が集まりました。** これを分類したところ、想定が1つ崩れました。
「教えてほしい」「講座」「レッスン」といった、**依頼につながりそうな語は2,067語中わずか9語**でした。しかも全て、サジェストの端に1回出ただけです。ここを狙ってページを作っても、月に数回表示されるだけで割に合いません。
代わりに大きかったのが、Windows関連319語、外部連携の設定307語、設定ファイル関連300語でした。**依頼を直接狙うのではなく、母数の大きい入口で集めて、出口で受ける**ほうが現実的だと分かりました。
もう1つ。「非エンジニア」は3語しかなく、実際に打たれているのは「初心者」(34語)でした。ページの文言を変える根拠になります。**思い込みで言葉を選んでいたと気づけたのが、この調査で一番の収穫でした。**
つまずいたところ
作業環境から直接は取得できませんでした。トレンドもサジェストも、通信が遮断されていて届きません。そこで取得役だけを別の環境に任せ、結果のファイルだけを受け取る形にしました。
もう1つ、共有の環境から叩くと一部のリクエストが拒否されます。全部が失敗するわけではなく、混ざる形なので気づきにくい。ログに拒否が並んでいたので最初は「全滅した」と判断しましたが、**実際には2,067語が取れていました。** 途中のログではなく、最終的な出力を確認するべきでした。
念のため、取得を伴わない手段も用意しました。トレンドの比較用URLを組み立てるだけのものです。**URLを作るだけなので、どの環境でも必ず動きます。** ブラウザで開けば同じ比較が見られます。取得が不安定な相手には、こういう逃げ道を先に用意しておくと調査が止まりません。
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